Early 1977
洛東UNDERGROUND was formed by three innocent men ...
洛東UNDERGROUNDは1977年1月か2月頃に結成された、と言われている。洛東高校1年生でたまたま同じクラスになった橋本と山口が意気投合、生物か化学の授業の前に結成を宣言した、とするのが定説である。バンド名“洛東UNDERGROUND”は山口の命名による。その理由を聞かれた山口はあるインタビューで次のように答えている。「バンド結成が決まった時、名前が必要だ、ということになった。その時どういう訳かベルベット・アンダーグラウンド(60年代終盤ルー・リードを中心に活動した米国の退廃的ロック・バンド)という名前が浮かんだ。じゃあ俺達は“洛東UNDERGROUND”だ、と」... また当初メンバーには色々な人物の名前が挙がった。ビートルズと同じ編成を目指していた橋本が友人の木村成吉、白田真を誘い固まったかに思われたが、成吉が辞退し再び流動化、最後は山口が友人の森岡を紹介し3人編成でのスタートとなった。「とりあえずバンドは結成したがまともに楽器が弾けるのは橋本だけ。森岡に至ってはこれから本格的にギターをやろう、といった状態だった」と語るのは山口。だが懲りない彼らは何の迷いもなくオリジナル曲作りにチャレンジし始めた。そしてその無謀さが後の成功を導く原動力になったのは紛れもない事実である。

2007年1月14日、結成30周年を記念して当時を知る貴重な資料「語録」の発掘が行われ、その結果洛東UNDERGROUNDの正式な結成日が明らかになった。「語録」によると“1977年2月26日、理科棟の生物教室にて結成”されたそうである。
[Return To Outline]