Late 1977 | |
And Then First Album Was Completed... | |
![]() 橋本と山口はその成果を無条件に喜んだ。だが森岡は二人に1枚の紙を手渡す。箇条書きで記された文章はファーストアルバムにおける問題点、例えば“「アメリカの旅」のバックで笑い声が聞こえる”とか“全体的にノイズが多い”などを列挙したものであった。まるで“まだまだ俺達は甘いんだから、単純に浮かれてんじゃねぇ!”と言わんばかり... 橋本と山口は大いに反省しさらなる前進を誓ったと言われている。 洛東UNDERGROUNDとビートルズの比較において、ファーストアルバムは「ラバーソウル」、セカンドアルバムは「アビーロード」と比較されることが多い。本家ビートルズはその2作の間に「サージェント・ペパーズ・・・」他を制作し徐々に進歩を遂げてきたが、RUGはたった2作の間でそれを成し遂げた。模倣と言えばそれまでだが、その影には先程のようなエピソードが潜んでいるのだ。 そして彼らは次の目標に向けて始動する。次の目標... それはいわゆる“ライブ”であった....。 |
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